皆さんは家でポップコーンを作ったことありますか?
昔は鍋でパンパカ鳴らしてたもんですが、最近は電子レンジでもできるんですね!
コーンをシリコン製の容器に入れ、適当に塩を振りかけてチンするだけで、あっという間にアツアツ出来たてポップコーンがいただけます。
すごくお手軽にできるのはいいんですが、容器の底には大量の不発コーンが残っていて……
これはもったいないということで、一度加熱した不発コーンをなんとかちゃんとポップさせられないか、チャレンジしてみました。
そもそもどうして弾ける?
熱するだけで勢いよく弾けるポップコーン。
その原理を簡単に書きます。
加熱前のポップコーンは、乾燥した硬い皮の中にコーンの果肉が詰まった構造をしています。
そして、そのコーンの果肉の中には水分が含まれており、加熱されることで気体へと変化します。
水が水蒸気になると、その体積はおよそ1700倍になります。
めちゃくちゃ硬いコーンの殻もこの圧力には勝てずにドカンと中から弾け飛んでしまうのです。
と、いうことは、弾け残りのコーン達は単に加熱が足らなかっただけで、もう一度しっかり加熱したらいけるのではないでしょうか?
再レンチンの惨事
今回残ったコーンがこちら。
結構あります。
まずは素直にそのままレンジにもう一回突っ込んでみました。
これはシンプルな発想だと思うんです。
「加熱が足りなかったと思われるので、もう一度レンチンしてみよう。」
ほら、文にしてみてもとても自然です。
でも、現実はそう単純ではなかったのです。
不発コーンをレンジに入れてしばらく。なんとも不健康な匂いが鼻孔をくすぐります。
いやーな予感とともに振り返ると、そこにはモクモクと煙を吐き出すレンジの姿がありました。。。
まだ冬の寒さが残る中、全力の換気。心に染みます。
不発コーンを再レンチンしても丸焦げコーンになるだけなんですねぇ。。。
他のサイトを見ると普通に再レンチンで成功しているケースもあるので一概にダメというわけではないようですが、
ご注意ください!
(写真がないくらい普通に焦る)
鍋の福音
レンジはだめな子でした。
何が文明の利器か?!
やはりここは古代から綿々と受け継がれてきた手段に頼るのがよいでしょう。
そう、
鍋 と 火 に。
というわけで、不発コーンと塩を鍋に入れ、中火で加熱。
また焦げるんじゃないだろうかと不安な気持ちを紛らわすように鍋を軽く振り続けます。
こうして直接様子を伺うことができるのはレンジには無い良い点です。
そうやって慎重にやってたからでしょうか、コーンはなかなか弾けません。
これはダメなんじゃないか。
焦げて煙を出す前に止めておいた方がいいんじゃないか。
そう思っていた矢先のことでした。
ポンッとひとつ。乾いた破裂音が鳴ったのです。
ちょうど妻と顔を見合わせ、「止める? もうちょっと待つ?」と相談していたところだったものですから、驚きに目を見開き、ぐるんと鍋を凝視してしまいましたw
鍋の中では、一度加熱されたためにやや黒くなったコーンが、最初の一つに続けとばかりに次々に弾けています。
ポンッポンッポパパンッと、これまでの静けさが嘘のように一斉にはっちゃけるコーン達は、次々と鍋の外に飛び出して……
急いでフタをしました。
散らばったポップコーン達を鍋に戻して数十秒。
コーンたちのはっちゃけが大体収まったところで火から下ろし、塩を掛けて実食します。
結果はうんま〜♪ 成功です!
一度は駄目かと思われたコーン達でしたが、火と鍋の力によって無事に頂くことができました。
電子レンジとかいう期待はずれの二の舞にならず本当に良かったです()
今後は余ったコーンは火と鍋で再チャレンジさせていきたいと思います!
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